お子様セラピー(不登校・障がい児などのアニマルセラピー)
不登校、精神疾患、発達障がい、自閉症など社会と関わりが苦手なお子様や、
病気療養中でご自宅で過ごされる時間が長いお子様など
ご自宅に訪問し「動物介在介入(アニマルセラピー)」をしています。
ご性格や症状、心の状態に合わせてセラピー内容を検討、ご提案いたします。
アニマルセラピーの効果はそれぞれですが、継続していくことでより良い効果が現れるとされています。
「ワンちゃんとただ一緒にまったり過ごそう」
「ワンちゃんに絵本を読み聞かせてあげよう」(読書介助犬)
「ワンちゃんとゲームしよう」
「ワンちゃんとお昼寝しよう」
「ワンちゃんをお散歩に連れていこう」
「ワンちゃんのお世話をお願いします」 など。
(症状によってはお子様の主治医とご相談させていただくこともございます)
※活動は全てボランティア活動で無料です。(交通費は別途)
活動内容ブログです。掲載許可をいただいた方のみとなります。
2022年
4月
01日
金
【4】不登校児アニマルセラピー
子供たちはもうすっかり慣れたもので
私達が何も言わなくても、犬たちとウォーキングから開始。
リードを持ち、一緒に歩きます。
温室練習場をグルグルと歩くだけなのですが
これが、子供たちと犬たちとの信頼関係を深めてくれる作業です。
犬たちも子供たちの歩調に合わせ、しっぽフリフリ楽しく歩いてくれていました。
その後は、ハウスを引っ張りだしてきて
かくれんぼのような遊びをしたり
おやつ探しゲームをしたり
子供たち自身が色々な遊びを展開していきました。
オヤツタイムは、すっかり犬のトレーニングモードになります。
オスワリのハンドシグナルを出して
上手に犬たちを座らせたり、
伏せのハンドシグナルも出してフセをさせたり!
私達はただ見ているだけです。
もう、何もアドバイスもいりません。
犬たちも子供たちの指示を嬉々として聞いてくれます。
2022年
1月
11日
火
不登校児アニマルセラピー
あっという間に2021年が終わり、
そして2022年が始まりました。
オミクロン株が心配な中ですが
1月早々にアニマルセラピー活動も始まっています。
昨年7月から開始していました不登校児のアニマルセラピーも
緊急事態宣言などで延期になったりしてきましたが
1月10日で3回目となりました。
子供たちの詳細は書けませんが、記録ブログとして残していこうと思います。
11月は小中学生の男の子2名で初回こそおっかなびっくりだったのですが
2回目ともなると、まるで何年も前からのお友達のように
犬たちとアクティブに動きながら楽しそうにしていました。
犬たちとコミュニケーションをとりながら
信頼関係ができてきています。
オスワリ、フセなどのコマンドを言って
犬たちが言うことを聞くと
とても嬉しいようで
何度も何度もチャレンジしていました。
3回目の今日は、かくれんぼのようなゲームをしたり、
オヤツを隠して宝探しゲームをしたり、
開始直後から歓声が上がり楽しい時間となりました。
犬たちは嬉しそうに大はしゃぎもします。
高齢者施設ではこんな風な態度になりません。
わかっているのです。犬たちも。
何を求められているのかを・・・
しかも、子供たちと一緒に積極的に遊ぶことをとても楽しんでくれています。
2020年
8月
19日
水
読書介助犬として・・・
読書介助犬という言葉を耳にしたことはありますか?
READプログラムというアメリカで始まった活動ですが、日本ではあまり認知がされていません。
「R.E.A.D.プログラム」とは
読書介助犬は1999年にアメリカの図書館で子供たちが犬に読み聞かせをする活動にセラピードッグが参加したことから始まりました。
子供たちの音読を静かに聞くことを楽しめる、またはリラックスするように、
特別に訓練されています。
読書介助犬は「R.E.A.D.プログラム」というプログラムに沿って訓練されています。
「R.E.A.D.」は「READ」の意味と共に、
「Reading.Education .Assistance.Dog」の頭文字を取ったものでもあります。
読書介助犬は、子供たちが本を読み聞かせる間、じっと耳を澄まして黙って聞いてくれます。
たとえ読み間違えても、つっかえても決して笑ったりバカにしたり訂正したりすることはありませんね。
もちろん犬は拍手をしたり褒めたり、感想を述べたりもしないのですが
子供たちは、いつでも素直に耳を澄まして聞いてくれている犬に安心して、
読み聞かせをすることができるのです。
そしてこのプログラムを継続することによって、子どもたちは音読や読書への自信がつき、
自己肯定感(セルフエスティーム)が上がっていくといわれています。
子どもたちは、その自己肯定感を基盤に本への興味関心が高まったり、
授業中に積極的に手をあげて発言したり、人前で話すことへの抵抗が少なくなったりしたなどの結果が報告されているそうです。
特に発達障害や学習障害などがある子供には、大きな効果があるとされています。
不登校児などは、学校へ足が向くきっかけになることもあります。
親や教師がそばにいてもできなかった音読が、読書介助犬がそばにいるとできるようになる・・
犬の「読書を介助する」不思議な力は、今は科学的には証明されていませんが
子供たちが証明してくれています。
2019年
5月
15日
水
全国初の乳児院でのアニマルセラピー
今年度から虐待やネグレストで保護されている子供たちの施設「相模原南児童ホーム乳児院」に訪問をすることになりました。乳児院での動物介在介入(アニマルセラピー)は全国で初の試みだそうです。
賑やかで和やかな時間を共にしてきました。
ロッキーのような黒くて大きな犬と至近距離でふれあうなんて初体験!!
その環境上、どうしても犬などの動物と近い接触がありません。
施設内で犬を飼うこともままならないらしく、
恐らく全国で乳児院でのアニマルセラピー訪問は初の試みだそうです。
施設のスタッフも私たちもきっと大泣きしたり、大変になるのだろうと予想していましたが。。。
最初こそ緊張気味だった子供たちも、予想に反してすぐに慣れてくれて
笑顔いっぱい溢れて、施設スタッフの方々も驚きの笑顔になりました。
もちろん犬たちも、楽しんでいましたし、小さな赤ちゃんだということが分かっているので
どんな触り方をされても、上に乗られても、楽しんでくれました。
この写真はセントバーナードリズです。
身体は子供たちの10倍くらい大きいのですが
心は100倍大きいのです(*^-^*)
優しく受け入れてくれていました。
そしてそれを喜んでいるところ・・それが指導者の私にとっては一番安心するところなのです。
リズの家には、小さな男の子が二人いるので
慣れていることもありますが、
少し乱暴気味な触り方をされても
楽しいとか嬉しいとか感じてくれるのです。
それが犬舎などで管理されている団体のセラピードッグとの違いですね。
家庭で大切に家族として飼われている家庭犬だからこそだと思っています。
我慢させるのではなく、犬も喜べたり楽しめる活動が人間と犬の福祉のバランスを保つ理想的な活動だと思っています。
この子も普段の生活では刺激の少ない四肢障害のあるお子さんも満面の笑みになり、
施設の方々も驚いていました♪
この子はロッキー、クッキー、ひめちゃんとも
たくさんふれあい、たくさんの笑顔を私たちに振りまいてくれました。
ひめちゃんも大活躍です。
初めての場所にも初めての子供たちにも
ほとんど緊張することなく、
小さな手で触れられることを喜んでいました。
大きな犬に驚いてしまう子供たちには
まずは小さなひめちゃんの
柔らかい手触りから慣れてくれたりもして
ひめちゃんに大感謝でした(^^♪
2016年
5月
29日
日
お子様セラピー(9歳の女の子)
3月からロッキーと訪問セラピーをしているNちゃんをご紹介します(#^.^#)
9歳の女の子で先天性脳梁欠損症という病気を持っていて、
運動機能や言語に遅れがありますが、笑顔の可愛い元気なお子さんです。
ご依頼下さったお母さまのお話しでは
支援学級に通学してるのですが、不登校気味となりふさぎ
せめて大好きなワンちゃんと過ごして、
楽しい時間を作ってあげたいとのことでした。
3月30日、初めての日はご自宅に訪問しました。
既に玄関先に出で1人で待っていてくれました。
夜明け前から起きて楽しみにしていたそうで
駐車場に車を止めるとドアが開くのももどかしく、
ロッキー、ロッキーと叫んでくれました(;^ω^A
ロッキーとおもちゃで遊んだり、抱きしめあったり
写真を撮ったり
歓声と笑い声の
あっという間の1時間でした。
Nちゃんにとってこのセラピーがどんな影響が出て、
どんな効果があるかは、回を重ねていくうちにわかって来ると思いますが
セラピードッグとしてというよりも
家庭犬としてロッキーも共に楽しめているのが一番だなと感じました。
5月29日の2回目は、お母さまからのご希望でもあったのでドッグランでの
アクティブセラピーを試してみました。
5月にしては気温が高く、ロッキーには暑すぎてしまい短い時間になりましたが
なるべく日陰で遊ぶようにして楽しい時間を過ごせました。
2015年
9月
23日
水
お子様セラピー2(小学1年生不登校)
お母様からのご依頼内容は、
「夏休み直前から、環境の変化といじめが原因で、問題を起こしたり不登校になりました。
不満やストレスから急に泣き出したり、
幼馴染のお友達以外と遊ぼうとしなくなりました。
肌身離さずもっているぬいぐるみがレトリバーで、
犬、モルモット、ポニーなど動物には積極的に関わろうとするので、
今回大好きな犬となら安心して遊べるのではないかと思い、依頼しました。」
ということでしたが
前回のセラピーの後にメールをいただきました。
新学期になって途中まで父親と一緒に登校しています。
9月前半は学校に行ってもかたくなな状態で、休み時間は一人で本を読んで
いるか、開いていれば相談室で過ごしたりしていました。
頭が痛い時は保健室に行っていたようです。
相談室・保健室の先生方は状況を知っているので、「しんどい時は休みに来て
いいよ」と声をかけて下さっていました。
後半になり運動会の練習が始まり、最初はいやいや参加していたのですが、
もともと行事が好きなので、楽しいことが少しずつ見つかってきたようです。
クラス全員と仲良くとまではいきませんが、1人とは打ち解けたようです。
少しずつ学校生活を楽しめるようになっているとのことでホッとしながら
この日を迎えました。
まだ今回で2回目でしたが、Mちゃんはとても楽しみに
今日を待ちわびてくれていました。
ロッキーも、Mちゃんと再会できて喜んでいました。
Mちゃんの家の中の秘密基地「テーブルの下」に招待されたロッキー(
*´艸`)
テーブルの下でまったりしたり、おやつをもらったり
Mちゃんの部屋で遊んだり
リビングで追いかけっこをしたりと
楽しいあっという間の1時間半でした。
2015年
8月
10日
月
お子様セラピー(小学1年生不登校)
動物介在活動のメニューの中に
お子様セラピーもあります。
幼稚園児、小学生、中学生、高校生まで
今は4名のお子様セラピーをしています。
今月は、夏休みということで何回も足を運んでいますが
今回、初めてお申込みいただいたのが小学1年生のMちゃんです。
※お母様から公開許可をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。
お母様からのご依頼内容は、
「夏休み直前から、環境の変化といじめが原因で、問題を起こしたり不登校になりました。
不満やストレスから急に泣き出したり、
幼馴染のお友達以外と遊ぼうとしなくなりました。
肌身離さずもっているぬいぐるみがレトリバーで、
犬、モルモット、ポニーなど動物には積極的に関わろうとするので、
今回大好きな犬となら安心して遊べるのではないかと思い、依頼しました。」
ということでした。
ご自宅がペット不可の集合住宅ということで
ドッグカフェの室内ドッグランでのセラピーとなりました。
まずは、カフェスペースでジュースを飲みながら、自己紹介をしたり
お話をしたりして、リラックスしていただきました。
そして、次に室内ドッグランで
ロッキーの特技を披露したり
Mちゃんにボールを投げて遊んでいただいたり、少しずつロッキーとMちゃんの距離が縮んでいけるような時間を持ちました。
2015年
3月
30日
月
お子様セラピーについて(セラピードッグ訪問)
・ワンちゃんと一緒セラピー(お子様向け)
不登校、精神疾患、自閉症、発達障害など、社会と関わりが苦手なお子様にご性格や症状、心の状態に合わせたドッグセラピーをさせていただきます。
「ワンちゃんに絵本を読み聞かせてあげよう」
「ワンちゃんとゲームしよう」
「ワンちゃんとお昼寝しよう」
「ワンちゃんをお散歩に連れいこう」
「ワンちゃんと一緒に宿題をしよう」など。
お申込みいただいた保護者様(ご両親)のご希望があればお電話かご訪問で詳しい内容を伺うこともございますが
精神疾患や不登校などの場合は基本的には、健康状態(特にアレルギーの有無など)以外は質問することはございません。
犬は、その子の状況や状態などはエネルギーとして捉えるだけで、事前の情報はいらないのです。
ご自宅に、セラピードッグと一緒に伺います。
お子さんとただ一緒に過ごすだけのセラピーや、本を読み聞かせていただいたり、一緒に遊ぶ感覚でトレーニングを手伝っていただいたり、その場のお子様の状況に合わせてセラピー内容を合わせていきます。
smilesmileのハンドラー(座間和美)は、幼稚園教諭、保育士資格を持っていますので
小さなお子様にも対応できます。
また障がいの状態によっては、リハビリのお手伝いができることもあります。
車椅子や杖などに慣れているセラピードッグですので、ご安心下さい。
お子様の嫌がる通院の時に一緒に同行する「通院付き添いセラピー」メニューもございますので
お気軽にお申込み下さい。
両親、先生、カウンセラーにも心を開かなかった子供が
セラピードッグと過ごすようになって
周囲の大人に心を開けるようになったという事例もあります。
その理由は科学的には証明されていませんが
言葉を持たない犬だからこそできることもあるのかもしれません。
科学的に証明されていることは、犬とアイコンタクトをとると幸せホルモンオキシトシンの分泌されるといことです。
お子様ドッグセラピー事例
◎摂食障害の中学生女子の場合
ドッグセラピー開始から半年経過した頃から体重が2kg増えてきています。
セラピー内容は、セラピードッグにおやつをあげてもらったり、手作りのご飯を作ってもらったりして、一緒に食事タイムを過ごしたりしています。
食事に対するマイナス意識が改善方向に向かっています。
(主治医との相談あり)
◎注意欠陥多動性障害(ADHD)の10歳の男子の場合
今まで2時間以上かかっても1日分の宿題ができなかったのですが、ドッグセラピー時には30分で宿題が終わりました。セラピードッグはただそばで見守っているだけです。
毎日伺うことはできませんが、集中して宿題を終わらせたという自信に繋がるお手伝いができたと思っています。
(主治医との相談とスクールカウンセラーとの相談初回のみ)
◎不登校の男子中学生(昼夜逆転)の場合
ドッグセラピーに伺い始めて2か月ですが(週1回~2週間に1回)、ドッグセラピーの日は朝起きることができるようになりました。
お風呂にも入って楽しみに待っていてくれています。
ロッキーと一緒にソファーでDVDを観たり、お庭でボールを投げてくれたりするなど日中活動できるようになり
「目標は、毎日夜に寝て毎日朝起きること」と言ってくれるようになりました。
◎半身まひの小学生の場合
交通事故から1年半がたち、ご依頼いただきました。
ドッグセラピーで麻痺している左手でブラッシングをしてもらったり、
ボールやおもちゃを投げてもらったり
嫌がっていたリハビリを楽しめるようになりました。
また車椅子でお散歩に出かけたりしています。
一緒に遊ぶことで、不満やストレスを解消しています。
まだ初回のみですが、秋以降に継続的なプログラムを予定しています。
事情があって犬などの動物を飼えないというご家庭にも、セラピードッグと共に訪問することも可能です。