セラピードッグ育成トレーニングノブナガちゃん1からお読みください。
セラピードッグ育成トレーニングのご依頼をいただいたH様ノブナガちゃんの1回目~2回目の記録です。
(モデル犬のお申し込みのため、公開許可をいただいています)
初回カウンセリングで、ノブナガちゃんのセラピードッグとしての適性を診断し、
人を怖がる、臆病、警戒心が強い・・・
唸る、噛むなどがあるということがわかりました。
まずは、この問題行動改善プログラムから開始します。
問題行動の原因は、ある団体のセラピードッグトレーニングを泊まり込みで3ヶ月間トレーニングを受けたこと、
そして、飼い主さんご家族の接し方です。
その団体で受けたセラピードッグトレーニングがどんなものかを知る術がないことは
大きな問題ではありません。
犬は「今を生きる動物」なので、良い経験をたくさんさせてあげることで
過去の経験を上書きすることができます。
ただ、少し時間はかかります。
まず、問題行動に注目し過ぎないことも大切です。
ノブナガちゃんの良いところを伸ばして行くことが
良くない行動の軽減につながります。
オスワリ、フセ、マッテが得意になってきてきます。
ただ、先読みさせないように
色々な場面で色々なコマンドの出し方をしてきます。
たくさん褒められることを体験させることがコツ。
そしてたくさん褒めたあとに、
苦手なハンドリングを短時間やっていきます。
褒めながら、おやつも使いながら
どこを触られても気持ちいいと感じたり、嬉しいと感じられるようにしていきます。
この日のノブナガちゃんは
身体の緊張がなく、私に委ねてくれました。
短時間で終わらせます。
飼い主さんのお話から
ノブナガちゃんが唸ったり噛んだりするのは
ハーネスをつけたり、洋服を着せるときだということでしたので
身体を拘束されることが苦手だということがわかります。
身体を拘束されることを得意にするためには
まずは、ハーネスやお洋服をつけられることを楽しい、嬉しいと思えるようにしていこうと思います。
ワンちゃんによって色々アプローチは違います。
ノブナガちゃんにはノブナガちゃんが受け入れてくれる方法を試していきます。
拘束せずに、お洋服を簡単に着せていくトレーニングを開始しました。
Hさんに方法をお伝えして、
練習してもらいます。
ノブナガちゃんは唸ることも、噛むこともなく
第3段階ほど進めました。
Hさんは、ほめ方のタイミングも
洋服の着せ方もとても上手にできたからです♪
トレーニング2日目は
ソファーに乗らないというルールを継続していく中で
ノブナガちゃんがソファーに乗ったら
呼ばれておやつがもらえるという図式になってしまったので
改善していきながら
家の中で、「横について歩く」練習も開始です。
リードをつけると興奮する場合は、
リードなしで練習し、その後リードをつけます。
ノブナガちゃんの先読みの才能はすこぶる高いので、飼い主さん側の賢さも必須。
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